>>222
高子はやっとの思いで
奥茨城につき、谷田部家に直行した。進一とちよこと進は時子の実家に暫く預かってもらい。
高子は 今秋田の優子の家で聞いてきた全てを… みんなに丁寧に隠さずはなした。みねこ、実、美代子、茂、宗男は真剣に聞いていた 。
口火を切ったのはやっぱり母親のみねこだった。到底納得いくはずがないみねこは…。
みねこ｢進一が おらの おどうどの産まれかわりだって…？こんなめんこい子が そんなわけないべ、いくら高子さんでも ゆるさねえよ… ほらみろ エラもはっでねぇ 秀さんにそっくりだぁ 進一はちゃんとした人間の子た…絶対に手放さねぇからな!!｣っと興奮ぎみにみんなに反論するみねこ
そして そこに
苦しい顔を圧し殺して何か言おうとしてる 美代子の姿が
美代子｢高子さんちゃんと質問いいですがね？ その紙に書く生き返って欲しい子は…その子の生前の顔と名前さえわかってたら それだけでいいのけ？誰か書いてもいいのけ？｣
高子｢そうみたいてます。強く気持ちを入れてね…。けど美代子さん 何か心あたりあるんですか？あるなら早く言って下さい!!もう時間がないんです!!｣
美代子｢ わだし すずふりていがみんな焼けてしまって…みねこがお世話になった場所だし、せめてお線香の一本でも…っと思って みねことは行き違いになっちまっだんだけどで東京に行っんだ。そんとぎすずふりの前で 若い綺麗な女の人に 声がげられて… みねこもよぐいってたという 月時計のバーのママさんでよ 邦子さんっていうだ…。始めは東京でのみねこの話しをいろいろしでもらっでたんだけど…話してるうちに、なかなか家に帰らない旦那を待つ妻の気持ちや…それより一番ひかれたのは 子供の話しだなぁ。 邦子さんも一度流産してたみたいで…。おらもつい亡くなった進一の事を…。もう東京にくることも この人にもあうこともないだろうし…って話してしまったんだぁ。邦子さんが 進一の写真かなんかないの？ って言ったからいつも懐にいれてる進一の写真を邦子さんに見せたんだぁ それだけなのよ。 ただ今思えば進一の文字や写真の進一の顔を何度も見て 可愛いわね 可愛いわねっていっでぐれでだな｣ みねこどうした 母親ならガンバレ 最近脇役だぞ 高子にも負けるな…。ピヨピヨ
