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★医師法違反
医師免許なく客にタトゥーを入れたとして、医師法違反の罪に問われた彫り士に対し、大阪地裁は2017年9月27日、有罪判決を言い渡した。
有罪判決を受けたのは、大阪府吹田市の彫り士、増田太輝被告（29）。
増田被告は公判で「タトゥーを彫ることは私の人生。彫り士としての人生を返してもらえると信じている」などと無罪を訴えていた。
裁判では、客にタトゥーを入れる行為が「医業」「医行為」にあたるのかどうかが争われた。
長瀬敬昭裁判長は、刺青によって細菌やウィルスに感染したり、金属アレルギーを生じたりする可能性があると指摘。
「医師が行うのでなければ保健衛生上の危害を生ずるおそれのある行為」と述べ、タトゥー施術を「医行為」と結論づけた。
また、今後の無免許の彫り士への取り締まりの強化について「法秩序維持の観点から、当然かつ必要なこと」とも指摘した。
