父親が心臓病で救急車で大学付属病院に搬送されて当時中学生だった私が学校から帰宅すると電話が鳴り父親の仕事の同僚から早く病院に来るようにと伝えられた
軽い心筋梗塞を発症したらしく自宅近くの診療所の医師の処置のおかげで命は助かった
その夜母親と私は病院の待合室で一夜を過ごす事になる
その待合室は７階にある病棟の１番外れにあるソファとテーブルとテレビがあるも消灯時間になるとテレビも廊下の証明も消されて裏小さなオレンジ色の証明だけが点灯してる
その夜７階の待合室の窓にへばり付く男や女の顔が複数見えた
寝ぼけてるのか?
一瞬思ったが間違い無く見える
怨めしそうに睨みつける蒼白い顔が恐怖だった
