爆サイ.com 北陸版

📖 創作・携帯小説


No.4575880
合計:
#254
「そうだったのか。でも、優子のそっくりな人が麻希さんに会いに行ったり、俺に弁当持って来たりしたんだろ?そうした事は関係ないのかな?」
平野が当然の疑問を口にする。優子は笑って
「あれは、翔大を驚かそうとして言ったの。そこで、翔大からお礼を言われてもつまらないでしょ?だから、あたしじゃない!って言って、翔大を怖がらせようかなって。大体、そんな幽霊みたいな人いる訳ないじゃない」
すると平野は怒った口調で
「何だよ!こっちは本当に心配してたのに。優子、少し悪趣味が過ぎるよ!」
「…ごめん」
「まあ…。優子に何事も無いんなら良かった。だって優子は俺の…」
急に平野が言葉に詰まる。
「俺の…何?」
「俺の大切な人だから」
平野の言葉に、優子は自然に涙が溢れて来た。
「ありがとう…翔大。ごめんね。変なイタズラして」
「いや、もう良いよ。あっ!もう出る時間だから切るよ。優子の方も時間だろ?」
「う…ん。今日は会社休もうと思うの。朝起きたら頭痛が酷いし、麻希の事もあって、仕事にならないだろうから」


[ 匿名さん ]
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