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神道・仏教


No.7046355
合計:
#234
このように根拠が薄いにもかかわらず、西洋の歴史学的な研究は、
主観的に自分の説を正しいと主張して、
現存のお経を釈迦の説かれたものではないと否定し始めるため、
仏教に何が教えられているのか、
どうしたら仏教によって人生の苦悩から救われるのか、結局分からないのです。

そのため、原始仏教で本当の幸せになった人は、一人もいません。
知的好奇心で知識ばかり増やしても、救われなくなってしまったら、
どんなに後悔しても後悔しきれません。恐ろしいことです。
「仏教は学べば学ぶほど分からなくなる」
と言われるのも、このためかもしれません。

原始仏教(初期仏教)というのは、明治時代の文明開化の名残ですから、
西洋崇拝の時代遅れの仏教学です。

もちろん最近の仏教学者は、そんなことは知っています。
東京大学の馬場教授の『初期仏教』という本には、こうあります。
「初期仏教では口頭で仏典が伝承されていた以上、
歴史上の人物としてのブッダの思想を文献研究によって復元するのは、
不可能である」
口頭伝承に対して文献学は手も足も出ませんから、
昔の仏教学者たちが追及していた、文献による初期仏教の復元は不可能なのです。

ヨーロッパの仏教学者たちは、すでにパーリ仏典よりも、
もっと古くて深遠な漢訳仏典に注目しています。


[ 匿名さん ]
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