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⚾️ 石川高校野球


No.9351310
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#81
奥川の恩師星陵・林監督「段階踏んで成長している」

瞬間、顔が引きつった。野村克也氏の追悼試合先発に抜てきされたヤクルト奥川恭伸投手(19)は3回2死、阪神マルテにフルカウントから144キロの高め直球を投じた。

軽々と左翼席上段まで運ばれ、苦笑いするしかなかった。5回5安打3失点で、野村監督が率いいた98年以来となる神宮での開幕3連敗。プロ初勝利もお預けとなり「調子自体は悪くなかったが、失点の仕方が良くなかった」と悔やんだ。

星稜(石川)時代は、2年春から4季連続で甲子園に出場。3年夏に準優勝に輝き、スターとなった。昨年右肘の故障で1軍登板は1度だけ。今季もオープン戦3試合で0勝、防御率6・00と納得いく結果を残せていない。

星稜の林和成監督は「逆球が少なくなってきた。段階を踏んで成長しているんじゃないかな」と心配していない。自身は高校時代、1学年上の松井秀喜氏とともにプレー。超一流の選手が間近にいたからこそ、プロの厳しさも分かる。「高校とプロのレベルは違う。そのまま活躍する成功例はほとんどない」と見守る。

悔しさを糧にする奥川を見てきた。1年秋、県大会と北信越大会で日本航空石川に合計16失点。「変わるチャンスかなと思ったら、その通りに成長してくれた」。2年の春季大会決勝では4安打完封した。「もしかしたらすごい投手になるなと。感情、プレー、スケール感が出てきた。本人はどう思っているか分からないですが。順調にいった子ですよね」と懐かしそうに言った。

7日広島戦(マツダ)から、中6日で登板し続けてきた。貴重な1カ月を肥やしとし、登板間隔を空けてるため、一度登録を抹消される見通し。最短10日後の再昇格を目指し、仕切り直す。


[ 匿名さん ]
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