祖父を殺害した孫 起訴内容認める 責任能力が争点に
2019/11/26(火) 8:23
去年11月、金沢市の自宅で祖父の首を絞めて殺害し、家電製品などを奪ったとして強盗殺人の罪に問われている男の裁判員裁判が25日始まり、男は起訴内容を認めました。
弁護側は責任能力を争う方針です。
金沢市八田町東の無職・北嶋祥太被告(24)は去年11月、祖父の誠吉さん(当時71)の首を絞めて殺害し、テレビなどの家電製品3点と現金およそ1万2千円を奪ったとして、強盗殺人の罪に問われています。
25日、金沢地裁で開かれた初公判で、北嶋被告は起訴状の内容に間違いがないかと問われると「間違いないです」と答えました。
続いて検察側は冒頭陳述で、被告が事件の前からパチンコに使う金を得る目的で祖父や弟のテレビなどを複数回にわたって換金していて、犯行時には手袋を着用しベルトで祖父の首を絞めるなど、一定の計画性が認められると主張しました。
これに対し弁護側は、北嶋被告はギャンブル依存症で、パチンコをしたいという強い欲求に支配され、心神耗弱の状態だったとして責任能力の有無を争う姿勢を示しました。
26日は被告人質問が行われ、判決は12月3日に言い渡される予定です。
●また遠隔パチンコが原因の殺人●