どんな世界でもカーストは出来てしまうだろ。スクールカーストだの、職場でもカーストはあるだろ。
人間ってのは集団が出来たら、カースト、階級付けを行う生きものだよ。
医者の世界だって、カースト制がある。まず、メジャー科（内科と外科）とマイナー科（内科と外科以外）に露骨に階級づけがある。
マイナー科の世界にも、ピラミッド型に階級づけがある。
精神科医ってのは、そのピラミッドの最下位層、不可触賤民なんだよ。昔の日本でいうエタ、ヒニンだよ。
やる気があったらな、内科医になるんだよ。メジャー科だ。
昔は内科医をしてた精神科医っているだろ。患者からみれば「偉い先生だなあ。内科も経験豊富なんだ」と思われる。
あれは、内科医になったけど「頭悪いし、やる気もない、内科医」そんな奴は辞めさせられるの。
そして流れ流れて（転科という）、馬鹿でも、やる気がなくてもつとまる精神科医に落ちこぼれた、だから元内科医なんだよ。
そもそも、医者の世界って体育会系だよ。
頭が良くて、やる気があって、若くて、体力があって、厳しい体育会系の人間関係をこなせる。（ラグビー部とかボート部とか出身が多い）そういうパーフェクトな奴がカースト最上位である外科医になる。
手術、つまり、生きた人間の腹を切って内臓を扱って、縫合する。手術時間は長時間かかって強い体力と精神力、そして高い知能を必要とする、まさに「お医者様」と呼ばれるに相応しい凄い人が外科医となり、尊敬される。当たり前だ。
体力には恵まれないが、非常に頭の良い人は内科医になる。内科医は難関な国公立医学部の中で更に成績上位の、もの凄く頭が良い奴がなる。落ちこぼれて皮膚科医などになる人もいるが、腐っても鯛。一般から見れば偉い人だ。
そして、「医師免許を持ってるのが自慢」という徹底した落ちこぼれが精神科医になる。
はじめから精神科医になる奴は、社会的不適合者であることを、よく自覚してる奴。
精神科医に、やる気があるわけねえだろ。
