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🚓 警察


No.10627905
#952
多極化の目的は世界の安定化と経済成長

2019年4月29日   田中 宇
中略
諜報界自体も、米英軍産の支配が崩れて多極型に転換していく。5G携帯通信とAI人工知能の技術において、米国より中国が優勢になっているが、これは今後の世界の経済成長の主要部分を中国が握ることだけでなく、5GとAIを駆使して行われる諜報の分野も、米国(ファイブアイズ)より中国が強くなることを意味する。これは、米国の隠れ多極主義者たちの意図的な覇権自滅策の一つだったのかもしれない。 (How US went from telecoms leader to 5G also-ran without challenger to China’s Huawei)

中国やロシアの傘下になる国々は、中国側のAI顔認識などの大衆監視機構が入れられ、米英の諜報網が立入禁止にされる。中国は、5Gを支配するホアウェイが設けたバックドアを使って米英諜報界が集めた情報を盗み出せる。逆はできなくなる。英国自身、ファイブアイズの結束を破って中国にすり寄り、ホアウェイの製品を導入することにした。諜報を制するものが世界を制する。

これからの覇権の機関化は、国民国家(民主主義)体制を終わらせていくことをも意味するかもしれない。国民国家は、その前の封建国家よりも住民のやる気・経済効率を上昇させるので資本家好みの体制だった。世界中を国民国家(擬似国民国家である社会主義国を含む)で埋め尽くし、世界中で産業革命をやることが、この200年の国際資本家の計画だった。だが今や、世界的な国民国家化と産業革命が始まってから百年がすぎ、事態は成熟化しつつある。


[ 匿名さん ]
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