いいよな、なにも知らない奴は。
君にとってこの仕事が、
命を削るリスクを背負う価値のあるものだと言うなら、
俺はもう口出しはしないよ。
君自身、長い間このはであり続けたが故に、
本当の君を忘れてるんじゃないのか？
最初に病んでた理由、
それはこのはとしての悩みじゃないのか？
それが力になれなかった理由とは言わないが。
正直その時から解散は視野に入れていた。
君がこのはで在る以上、
チャンネルを続けても意味はないと。
最後に会った日、それを言えていれば、
また違う形になってたかも知れないな。
俺が君をこのはと、商品名で呼ばなかった意味、
あの写真を撮った日、会いに行った理由、
あのタイミングで決別を選んだ理由、
最後に歌った曲の意味、
俺が待っていたのは、今の君じゃない。
本当の君だったんだよ。
だから最後、撮るなって言ったんだ。
結局撮ってたけどな。
