挑戦してきた割に、
特定された途端にだんまりとはね。
随分と情けない奴だ。
それは敗北を認めたと同意だよ。
俺たちは戦意のない者を狩るような、
低レベルな真似はしない。
それを確認するために、
使い古した廃棄寸前の道具を使ったんだ。
最初から最後まで、
有象無象など眼中にない。
ただし、二度目はないと思え。
岡部、お前がこの件に
関わっていることはわかっている。
俺が動き出していたことは、
お前の耳にも入っているはずだ。
そして今の俺は、
お前や彼女が知る俺ではない。
情けや躊躇いはないぞ。
今回は見逃してやるが、
同じようなことがあれば、
その分も上乗せしてもらうぞ。
