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💬 雑談総合


No.8715969
合計:
#976
識者の方のブログより
 
それまでの新幹線の路線勾配は基本的に最大15‰、特例で20‰と決められました。しかし、これを碓氷峠の区間に当てはめると「北陸新幹線」は碓氷峠を長大トンネルで貫いて「軽井沢」を通過し、「佐久平」辺りで地上にでることになります。「軽井沢」は需要が大きく採算をとるのには重要な地点であるため通過させることはできません。
さらに、新幹線車両の技術も進歩してきたため、この区間は特例の30‰の勾配で切り抜けることにしました。それでも「安中榛名」と「軽井沢」の標高差が651 mと莫大なため、線路を大きく迂回させて登り(下り)きるための距離を稼ぎました。それで従来の「信越線」よりも大周りをする線形になったのです。
車両の技術は進歩してここを走る車両は相当パワーの強いモーターを使っていますが、それでも30‰の勾配は強力で、たとえば「安中榛名」から発進してその坂を登りながらフル加速しても最高170km/hほどしかでません(ただし、0系では30‰の坂道は通過不可能なので相当対策は練ったと言える)。ただ、大半の列車は「安中榛名」を通過するので「高崎」から助走をつけたまま坂を登り、170km/hまで落ちないうちに登りきれるそうです。
むしろ坂を下る方が厄介で、下る際は何重ものブレーキを駆使して200km/h制限で下ります。


[ 匿名さん ]
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