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🚃 鉄道・電車


No.4341483
合計:
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鉄道総合技術研究所(鉄道総研)は8月21日、新しいタイプの弾性枕木直結軌道(弾直軌道)を開発したと発表した。敷設コストの低減や工期短縮を目指す。

弾直軌道は、ゴムなどの弾性材を介して枕木とコンクリート製の道床を固定する軌道。列車走行時の音や振動を低減できることから、主に都市部の高架橋などで使われている。

鉄道総研が今回開発した弾直軌道は「S型」と呼ばれるもの。枕木側面の突起(せん断キー)で横荷重を支える構造を採用した。これによりコンクリート道床が従来の弾直軌道よりスリムになり、材料費を低減できる。また、型枠を枕木端部とせん断キーに当てるだけで道床の正確な形状を得られるようにするなどし、作業の簡略化も図れるようにした。

鉄道総研によると、1998年に開発された従来タイプの「D型」に比べ作業量が減ることから、軌道工事の工期を40%以上短縮できる。材料費の減少で軌道全体の敷設コストも20%低減できるという。

「S型」は2016年末、鉄道事業者で実際に施工された。鉄道総研は今後、半年以内に設計・施工の手引きを取りまとめ、さらなる実用展開を図っていく方針だ。


[ 匿名さん ]
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