【過去12年の前走ローテ】
過去12年で9勝の皐月賞組
コスモキュランダとアーバンシックに勝機
ここでは過去12年データから、予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
■皐月賞組のワン・ツーは過去7度
過去12年、前走・皐月賞組は【9-10-6-84】と別路線組を圧倒し、馬券内36頭のうち25頭が馬券に絡んでいる。以下、前走・京都新聞杯組が【2-1-1-21】、前走・毎日杯組が【1-0-0-8】と続く。前走・京都新聞杯組は2013年の1番人気キズナ、19年の12番人気ロジャーバロースの2頭がダービー馬に輝き、前走・毎日杯組は2021年の4番人気シャフリヤールが戴冠。
皐月賞 【9-10-6-84】 勝率8.3％、連対率17.4％、複勝率22.9％
京都新聞 【2-1-1-21】 勝率8％、連対率12％、複勝率16％
毎日杯 【1-0-0-8】 勝率11.1％、連対率11.1％、複勝率11.1％
青葉賞 【0-1-4-22】 勝率0.0％、連対率3.7％、複勝率18.5％
プリンシパルS 【0-0-1-10】 勝率0.0％、連対率0.0％、複勝率9.1％
しかし基本的には前走・皐月賞組が主力で、過去12年で馬券に絡んでいない年はない。また、前走・皐月賞組がワン・ツーを飾ったのは7度、うち1～3着の上位独占は3度ある。
前走・皐月賞組を着順別で見ると、1着馬は【2-4-1-5】、2着馬は【2-3-1-6】、3着馬は【2-2-1-6】、4着以下は【3-1-3-67】。過去12年で二冠達成は2015年のドゥラメンテ、20年のコントレイルの2頭で、23年2着のソールオリエンス、21年2着のエフフォーリア、19年4着のサートゥルナーリアは皐月賞を無敗で制していたが日本ダービーで初黒星を喫しており、歴代の二冠馬と比較するとジャスティンミラノ一枚落ちる存在か。
4着以下での戴冠もあるが、2018年のワグネリアンは皐月賞で道悪に泣いて7着、17年のレイデオロはホープフルS以来の皐月賞で5着と、巻き返す余地はあった。
なお、皐月賞10着以下は【0-0-0-28】。今年、皐月賞で10着に大敗したサンライズアースはデータ上、“消し”の判断とする。
