1 るあん（1.14生,2016.4.1Debut,道頓堀劇場）
奇数回「秘密の花園」
軽やかでロリポップ、そして古いアニメーションを見ているようなダンス。ガラス細工のように繊細でドリーミーなベッド。この人ならではの美意識と世界観に彩られたステージだった。
偶数回「もののけ番外地」
陰影に富んだ緻密なダンス、ゆったりした動きで不穏に見せるベッド。日本情緒漂う作り込まれた百鬼夜行のステージだった。
2 三月涼々（8.18生,2024.3.1Debut,TSミュージック）
奇数回「ラジオ」
グルーヴィーでスタイリッシュなダンス、気怠くセクシーなベッド。なかなかよく構成されたヒップなステージだった。
二回目「語りつぐこと」
ダークにドライヴするダンス、ペシミスティックなベッド。この人の踊り子的な個性を感じさせるエッジの効いたシアトリカルな和のステージだった。
四回目「彼岸の雨」（新作）
静謐で詩情あふれるダンス、抑制と官能を行き来するベッド。ピンと張り詰めた糸のような緊張感が漂うモノクロームの幽玄な世界の現出に息を飲んだ。
