星野陸也、五輪日本代表確実に 「自分を信じて」メジャー初の決勝Ｒ進出／全米ＯＰ
6/19(土) 19:51配信
サンケイスポーツ
米男子ゴルフ・メジャー第３戦 全米オープン第２日（１８日、米カリフォルニア州ラホヤ、トーリーパインズＧＣ＝パー７１）第１ラウンド（Ｒ）の残りと第２Ｒを行い、計２２ホールを回った星野陸也（２５）＝フリー＝が通算１オーバーの２１位で予選を突破。東京五輪の日本代表入りを確実にした。石川遼（２９）＝ＣＡＳＩＯ＝らが予選落ちしたことで、今大会後の世界ランキングで日本勢２番手を守ることが決まった。松山英樹（２９）＝ＬＥＸＵＳ＝は第２Ｒで７６をたたき、通算３オーバーの４１位。リチャード・ブランド（４８）＝英国＝ら２人が通算５アンダーで首位に並んだ。
■首位と６打差の２１位
海を臨むカリフォルニアの名門コースで、星野が新たな未来を切り開いた。３度目のメジャー挑戦で、初めて決勝ラウンドへ進んだ。
「自分を信じてプレーした。ショットはいい」
第１ラウンド（Ｒ）の残り４ホールで２バーディー。２アンダーの５位から向かった第２Ｒも粘った。４バーディー、５ボギー、１ダブルボギーの７４。一時は３アンダーとして首位に迫った。後半９ホールで５つのボギーをたたき「急にショットがぶれた。風の計算が合わず、苦しい展開だった」と悔やんだが、早朝から計２２ホールの長丁場を戦い抜き、首位と６打差の通算１オーバー、２１位で予選を突破した。
これで東京五輪出場が確実になった。五輪代表は今大会後の２１日付世界ランキングをもとにした五輪ランキングで決定。各国原則２枠で、世界７８位の星野は同１５位の松山に次ぐ２番手につける。ポイントの高い今大会に出場し、逆転の可能性をわずかに残していた同１４５位の石川、同３３６位の浅地洋佑がともに予選落ち。抜かれる可能性がなくなった。
身長１８６センチの体格を誇る飛ばし屋。松山に続く存在として期待される男は「まだまだ上位を目指せるチャンスはある」と言い切った。真夏の日本での戦いを前に、今は世界最高峰の舞台に集中する。
