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🥅 サッカー総合


No.5940056
合計:
#26
 矢島は「各々が、そうした思いを持っていたということなんだと思います。特に、チームでそういう言葉を共有しようとしたとか、そういうことはなかったので」と、そう話した。
失うもののない相手に、ちらつくレアル。

 浦和の選手たちが、初戦の対戦相手が決まった後に何と戦っていたのか。それは、心のスキに入り込もうとする慢心や油断といったものだったのだろう。試合前日の記者会見で、アルジャジーラのヘンク・テンカーテ監督は「Nothing to lose」という言葉を3度も口にしていた。我々に失うものはないのだと。

 浦和はアジア王者としてこの大会に参加していた。いかにこの大会が「クラブ世界一を争う大会」という名目であったにしても、開催国代表と大陸王者、そして欧州や南米の代表とその他の地域の代表の間には、サッカーの世界では明確な壁がある。

 浦和にとって、開催国代表とのゲームには失うものがあった。勝って当然という空気が醸成され、その後に準決勝で欧州王者レアル・マドリー(スペイン)と対戦する組み合わせも決まっている。先を見たくなる思いを必死で抑え込むために、選手たちの口から出ていたのが「1つ勝たないと」という言葉だったということなのだろう。

次ページは:心のスキに入り込むものは、残念ながら存在した。


[ 匿名さん ]
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