>>597
脱分極濃度のカリウム(45 mM KCl)の存在下で、ELF MFへの曝露は、偽の曝露細胞と比較して、
RIN-m細胞からのインスリン放出を大幅に減衰させました。ニフェジピンによる処理は、ELF MFに曝された
細胞と偽の曝された細胞との間のインスリン分泌の差を減らしました。45 kDa KClの存在下でELF MFに
曝露すると、25 kDaのmRNAをコードするシナプトソーム関連蛋白質(SNAP-25)とシナプトタグミン1の発現が
ホルモン分泌とエキソサイトーシスで役割を果たし、カルシウムイオンの流入が減少しました。
これらの結果は、ELF MFへの曝露が、カルシウムチャネルを介したカルシウム流入に影響を
与えることにより、RIN-m細胞からのインスリン分泌を減衰させることを示唆しています。
