インド、6億人が水不足 汚染で毎年20万人死亡
インドの政府系シンクタンクは5日までに、約13億の人口を抱える同国で、6億人が水不足に直面し、毎年20万人が汚染水によって死亡しているとの報告書をまとめた。ニューデリーなど21都市で2020年までに地下水が枯渇する恐れがあり、1億人に影響するとも警告。「史上、最悪の水不足の危機」に陥っているとして、一刻も早く有効策を取るよう求めた。
報告書によると、経済成長に伴い農業用水のほか、工業用水の需要も増加。30年までに水の需要は供給の倍になると見積もっている。さらに、水不足に陥れば国内総生産(GDP)が6%減少するとも指摘した。