校長、教員に「お前の仕事は遊びや」「どう責任とるんや」…１人は過呼吸で倒れる
読売新聞 / 2021年9月8日 14時23分
滋賀県教委は７日、修学旅行の積立金など約１７０万円を着服した大津市立木戸小学校の事務職員（２３）を免職、パワーハラスメントをした県立米原高校の校長（５８）を減給１０分の１（３月）などとする懲戒処分を発表した。いずれも７日付。
発表では、事務職員は２０１９年４月〜２１年４月、前任の市立長等小で保護者から徴収した修学旅行の積立金などを複数回に分けて自分名義の口座に振り込むなどしていた。県教委は管理監督責任があるとして同小の前校長と現校長を戒告の懲戒処分とした。
米原高の校長は昨年８月、同学年の複数の教員がそれぞれ作成したテストの難易度が異なって平均点に大きな差が出た際、適切な難易度で作成した教員に「どう責任とるんや」となじるなど合理性を欠いた責任追及や理不尽な発言をした。教員は過呼吸で倒れ、適応障害などと診断されて１か月間特別休暇を取った。今年３月には男性教員に「お前の仕事は遊びや」などと必要以上に激しく叱り、侮辱的な発言をしていた。
