山口県のJR宇部線と山陽線で銅製のケーブルが切断された問題で、被害を受けた場所がおよそ150か所に上ることが14日分かりました。
この問題は、今月7日と8日に山口市のJR宇部線、阿知須駅構内と宇部市内のJR山陽線でレールのつなぎ目に取り付けられる「レールボンド」と呼ばれる銅製のケーブルが切断されたものです。
JR西日本によりますと、その後の調査で宇部線ではおよそ1.6キロの範囲でおよそ110か所、山陽線ではおよそ210メートルの範囲でおよそ40か所、あわせておよそ150か所が被害を受けたということです。
「レールボンド」は電流を流すためにレールのつなぎめ部分に取り付けられているケーブルで列車の位置の把握や信号を制御するために欠かせないものです。警察では、転売目的の窃盗の疑いがあるとみて捜査を進めています。
