山陽小野田市にある防衛省の宇宙監視レーダーの運用が今年度中に始まります。
地元の住民団体がきょう(8日)県に対し運用開始後に電磁波の常時モニタリングを防衛省に要請するよう申し入れました。
県に申し入れたのは宇宙監視レーダーの建設に反対している住民です。
山陽小野田市埴生にある防衛省の宇宙監視レーダーは宇宙ゴミや不審な衛星などを監視するもので去年、防衛省に新設された宇宙作戦群が運用し、航空自衛隊・防府北基地が施設の管理をします。
これまでの住民説明会で防衛省は電磁波モニタリングについて「定期的に監視・測定。数値などは必要があれば示してきたい」などと回答していました。
住民団体が改めて質問したところことし5月、中四国防衛局は「総務省が定めた数値以下になっているので、運用後のモニタリングは必要はない」と回答したということです。
住民らは説明会での説明を反故にされたとして電磁波の常時モニタリング、そのほか、施設直下の活断層調査などを行うよう防衛省に要請するよう申し入れました。