1999年、山口県光市で母親と生後11か月の女の子が殺害された事件です。死刑が確定している死刑囚の、裁判のやり直しを求めた2回目の請求について最高裁は、弁護側が申し立てた特別抗告を棄却する決定をしていたことがわかりました。
事件は1999年4月、光市のアパートで本村弥生さんと長女の夕夏ちゃんを殺害したなどとして当時18歳の大月孝行、旧姓、福田孝行死刑囚が、死刑判決を受け確定しているものです。
広島高裁は去年、弁護側の2度目の裁判のやり直し請求を棄却し、弁護側が異議を申し立てていました。申し立ては今年3月に退けられ弁護側はこの決定を不服として最高裁に特別抗告していました。最高裁第3小法廷は今月11日、特別抗告を棄却する決定をしました。
