キ １０月１４日（火）から２学期中間試験が始まったが，A教諭の休みが続いていたため，高１国語のA教諭担当クラスの答案採点は，問題作成者でもあった原告が代わりに行った。
ク 中間テスト終了後，数日は出勤してきたが，１０月２７日（月）・２８日（火）の２日連続して休み，２９日（水）に１度出勤して以降，翌年度４月に職場復帰するまで，授業は行っていない。
ケ A教諭は，平成２０年度教務部に設置されたIT委員会の委員長として，学校の情報管理・セキュリティーの基本方針の策定およびその実務を担当していた（甲６９）。
コ 年度当初，A教諭の業務負担が重くなることが予想され，負担軽減のため，担当授業は週１０時間程度であった。
サ A教諭が休み始めて以降の授業は，『現有の教諭・非常勤講師で対応した』が，その年度勤務していた非常勤講師がほとんどの授業を引き継いだ。
シ 授業評価も，その非常勤講師等が引き継いだ。
ス 国語科で病気休暇を取った教員がA教諭であることは，『2008年度 年間検証 分掌・学年』（甲６９）からも明らかである。
セ 『前半の７ケ月間で３回実施したものの，A教諭が病気になってから正式には実施できていない。』と記されているが，『前半の７ケ月間』は，平成20年度の『年間検証の中間まとめ』までの期間のことであり，A教諭が７ケ月間勤務していたという意味ではない。
ソ A教諭は，前述の通り，２学期中間試験前後には，ほとんど授業のできない状態になっており，前述の通り１０月３０日以降は，休暇手続きのために数時間出勤してきた１１月２１日以外，１度も出勤していない。
タ A教諭は，平成２０年度（2008年度）１２月授業評価アンケートの評価対象教員ではなく，国語科の授業評価対象教員１１名に変更はない。
