甲第12号証
保護者から学校へ対する非難・攻撃等について 管理職会
1 保護者I事件 学校対応
行き過ぎた丁寧な指導がもとで逆に告訴された。
生活上問題のある男子生徒へ親身に丁寧な指導を行った。時には自宅で食事も食べさせ励ましてきたが、結局生活は改善せず退学した。兄も本校に学び、難関私立大学へ合格。保護者の弟への過大な期待もあった。
卒業後ちょっとしたきっかけから、息子の指導中に暴力がふるわれたと執拗に学校を攻撃。
校長、担任や生活指導関係教員が何度も自宅に呼び出され、深夜に及ぶ話し合いを行ったが、告訴にまで発展した。
県教委、学事課、文科省へも抗議の電話。新聞にも何度も訴え、新聞は報道を控えていたが、警察が告訴を受理し地検送致となったため報道。この件を保護者へ説明を行った理事長まで告訴に至る。最終的に相当しないと、不起訴処分。解決。
事件を契機に生活指導全体を見直すことを始めたが、未だ従来の方法が完全に払拭できていない。
(注)この事件に関しては、同窓会誌に、理事長が文章を掲載している。
2 保護者K 担任、学年主任対応
子どもの学力保障への過度な要求。
母親「小学生の頃は傍について教えていたが、中学になり内容も難しく、子供も嫌がるようになってきた。学校で分かるように毎日指導してほしい。学力の低い生徒へは学校として分かるまで教えていないのか。学校の指導指針と目標を聞きたい。」
学年主任、担任が学力低位層の生徒へは個別、期間指定の指名補習等で指導している旨説明。
一応納得。
現在、当該生徒は授業中集中せず、学力の伸びもみられず、投げやりな態度に終始している。