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No.7205729
合計:
#401
完璧な彼(2)
08-28 12:58
A子とB子は親友で、B子は青山と付き合っていた。デートのとき、青山は言った、「ぽん吉君がうらやましい」と。B子はその話をA子に伝え、A子が私に伝えた。

私は、なぜ?と思った。青山いわく、私は友人たちと学校生活を自由奔放に楽しんでいる、しかし、自分は孤独だ、と。

エリートの孤独。

生徒会長として、先生たちにも色々期待され、立場上、言いたいことも言えず、いろんな苦労をしてたんでしょうな。一方の私は立ち入り禁止の屋上の危険地帯で弁当を食べたり、女子のスカートめくりをしたり、やりたい放題だった。

生徒の模範になることを期待されている男と、何ら期待されていない男。

このとき私は知った、エリートといえども、いろんな悩みがあるんだな、と。

数年前に青山と東京で会ったとき、彼の苦労話を聞いた。高校生のころ、父親が事業に失敗し、金銭面でたいへんな苦労をしたようだ。

彼は大企業の部長だ。本来、もっと上に行けるはずなのに、部長で終わっている理由はおそらく、彼の人望問題だ。周囲の男たちに劣等感を感じさせてしまう何かが、彼にはある。

私の父親は高卒だが、銀行の役員になった。高卒では異例の出世である。エレベーターの中で掃除のおばさんにも気軽に声をかけ、宴会では鼻に割り箸を差して踊る。漫才師みたいに周囲の人々を笑わせるから、常に人が集まる。青山に足りないのはそのような技術、ハートだ。人を惹き付ける魅力。


[ 匿名さん ]
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