世界三大珍味の1つと呼ばれている、高級きのこのトリュフ。9日、トリュフの人工栽培に、国内で初めて成功したと森林総合研究所が発表した。
人工栽培に成功したのは、白トリュフの「ホンセイヨウショウロ」という日本固有種だ。大きいもので9センチ、重さ60グラムほどあるという。
「“西洋のトリュフ”として流通しているものと比べてひけは取らないし、芳醇な香りがする。実用化に近い研究成果が得られた」（森林総合研究所・山中高史東北支所長）
今後は栽培技術を確立し、10年後を目処に安定的な生産につなげたい考えを示している。
