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🚃 鉄道・電車


No.11614845
合計:
#246
それほど高額な運賃を取るのだから大赤字なのかと思いきや、実は北総線は首都圏でも有数の「儲かっている」路線である。コロナ前の2019年度決算では売上高約177億円に対し、営業利益約42億円、純利益約26億円。コロナ禍によりJR各社、大手私鉄が軒並み赤字に転落した2020年度決算でも、売上高は前年度比24%減の約134億円ながら、営業利益約22億円、純利益約13億円と、しっかり黒字をキープしているのだから驚きだ。

とはいえ、北総にも苦しい時代はあった。1979年の開業から1999年度まで20年間赤字続きで、累積損失が最大447億円に達するなど過去、幾度も経営危機に陥った。1990年以降だけでも同年に7.4%、1995年に11%、1998年に10.1%の運賃値上げを実施している(消費税増税に伴う運賃改定は除く)。

北総鉄道企画室は「千葉ニュータウンが徐々に発展していくにつれて、当社の利用者も増加し、2000年度に黒字転換することができました」と説明するが、利用者の増加だけでなく、利用単価である運賃の値上げも黒字化に大きく寄与したと言えるだろう。

こうした黒字経営を背景に、北総線はもっと値下げできる、値下げすべきとの論調は根強いが、その実情は損益計算書からは見えてこない。それは後述するとして、まずは北総線の運賃が高くなった3つの要因から見ていこう。


[ 匿名さん ]
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