爆サイ.com 山陽版

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No.5719792
#30
人類の故郷は実は地球ではない。自転周期が25時間の惑星で進化した。100万年ほど前、そこから広く銀河宇宙に進出し、何万という恒星系に植民している。

地球は恐竜がヒューマノイド(知的で二足歩行の人間型生物)まで進化したレプティノイドが都市を築きこれも宇宙文明まで進み、当時の第5番惑星Xに入植しそちらに本拠をうつしていた。同時期、はるかかなたの恒星系からホモサピエンスDNAの人類が火星に入植し、テラフォーミングを開始。地球にも入植。現在の南極大陸が現在のインド洋の真ん中に相当する緯度経度に位置し、火星の本拠地と宇宙船が行き来して銀河文明の英知を地球に伝えていた。


テラフォーミングは失敗。海は蒸発した。恐竜人類は実は外宇宙から来て地球に入植し圧倒的文明を押し付けてくるホモサピエンス人類をよく思っていなかった。それには誤解もありホモサピエンス人類の指導者に悪意はなかった。しかし火星滅亡の危機をチャンスと惑星Xから恐竜人たちの惑星間兵器による攻撃がはじまった。火星の生き残りグループは自分たちの存亡をかけて戦い、母星銀河文明から禁じられていた兵器を作動。惑星Xは粉々に崩壊してしまった。

火星にニアミスした彗星は地球軌道にとらわれ月となった。惑星Xの破片はいくつかが地球に落下。恐竜人都市と、ヒューマノイド進化していない恐竜はほぼ絶滅した。月が火星にニアミス時に吸い上げた大量の水は地球に降り注ぎ、一時期地球は全球が海となり陸地が消えた(全球水没)。

一方、禁止兵器を使用した火星のホモサピエンス人類の生き残りは宇宙船に乗ってかろうじて生存していたが、母星文明からは罪人扱いで連絡を絶たれた宇宙船は全球水没から乾燥して陸地が出てきた地球のアフリカに不時着。現在の人類のすべてのルーツはこの宇宙船の生き残りにある。


[ 匿名さん ]
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