【ボートレース若松】紅一点が節一パワーで白井英治に挑戦
ボートレース若松の5日間開催「ビッグベアーズカップ」は4日に優勝戦を迎える。
準優は9Rでイン日高逸子が敗れる波乱があり、優勝戦は1号艇から白井英治、前田翔、まつお、北川潤二、木下大將、枝尾賢という顔ぶれ。パワーは松尾>>前田>北川=木下=枝尾>白井の評価。2日目から5連勝のマツオは、日々威力を増しての節一パワー。本人のコメントからすると白井がもっとも劣勢という評価になる。白井は今年7回目の優勝を目指すが、優勝戦1号艇でも負ける時のパターン、すなわち優勝戦1号艇になるような足ではないがテクで成績を残したものの、ここ一番では上位パワーに屈してしまうという法則が今回も当てはまる。
まくって良し、差して良しのマツオはマスターズチャンピオンで中岡正彦がトップ級、GW戦では水摩敦が優勝したエンジンで、軽量の利もあり突き抜けた節一パワーになった。1日に兄が尼崎で優勝したばかりでもあり、「兄ちゃんが優勝できたなら、自分もできるかな…と勇気をもらった」と話している。21年12月福岡クイーンズクライマックスシリーズ戦以来、2回目の優勝も決して夢ではない。
白井にとって救いなのは2コースの前田も出ており、壁はしっかりしていること。渡邉英児にまくられた3日目12Rのように、壁がなければ白井と言えども厳しい。ただ、北川が進入で動いた時はマツオはすんなり入れてカドに持ち出しそうなので、その時は白井もかなりのピンチになるかもしれない。
なお、枝尾はキャブ洗浄で大幅にパワーアップ。3日目とは大違いの感触になっている。