国民の敵秋田駐屯地の“怪”
11/5(火) 7:55配信
秋田市の国道で今年９月、車を飲酒運転して対向車と接触事故を起こした３０代の男性自衛官が、県警に現行犯逮捕された。
陸上自衛隊秋田駐屯地に電話すると、担当者は「所属隊員が警察に逮捕されたのは確認したが、階級や役職は情報が錯綜（さくそう）して確認できないので言えない」と言う。
本人確認したのに階級・役職は未確認とは、はぐらかす意図が見えたので抗議した。
所属員が違法行為で警察に逮捕されれば、民間企業でさえ社会的責任から役職などは明かす。
国家公務員である自衛隊員であればなおさらだ。
だが、担当者は「そんな決まりがどこにあるのか。
自衛隊は自衛隊で調べて処分するので、明らかにするのはその時だ」と本音を言った。
これには理由がある。
自衛隊には憲兵隊のように権限が強大ではないものの、隊内秩序維持の司法警察業務に当たる警務隊があるからだ。
隊内での違法行為は警務隊が逮捕・捜査・送検する。
隊外で所轄警察に摘発されれば、その処分後に警務隊でも取り調べて自衛隊としての処分を下す。
今回は隊外での違法行為で、一般市民にも危害を加えて県警に逮捕されているのだから、この時点で階級や役職を公にする社会的責任があるはずだ。
自衛隊に敬意や信頼の念を持つ人は少なくないだろう。意固地な対応はその信頼を損なうばかりか、反自衛隊勢力に悪用されかねない。
#自衛官を見たら犯罪者と思え
