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👪発達障害

ADHD(注意欠如・多動性障害)・LD(学習障害)・ASD(自閉症スペクトラム障害)・アスペルガー症候群・自閉症

No.11162111
合計:
#98
>>97 続き

しかしながら、この用語は後に、厳密に定型的な神経系を有する、すなわち明らかな神経学的差異を持たない人々を指すものとして、狭められた。
この新しい用法においては、先の例のような人々は「定型」と呼ばれない。
換言すれば、これは自閉症、発達性協調運動障害、注意欠陥・多動性障害といった発達障害でない人々を指す。
この用語は後にニューロ・ダイバーシティ運動と科学コミュニティの両方に採用された。

最近では、どんな種類の精神障害の人々も、先天性であれ後天性であれ、しばしば神経学的定型のラベルから除外される。(すなわち非定型と看做される。)
その意味で、神経学的定型という用語は、現在では、神経学的多様(neurodivergent, ND)あるいは神経学的非定型(neuro-atypical)の対義語と考えられる。
後者の用語は、気分障害、不安障害、解離性障害、精神病、人格障害、摂食障害といった、多様な精神障害や行動障害である人々を含むような包括的な語である。
ニューロ・ダイバーシティや障害の社会モデルに従うとき、また覇権的な障害の医療モデル(ニューロ・ダイバーシティのコミュニティにおいては「病理学的パラダイム」として知られる)から距離を置くとき、これらの症状(conditions)自体は神経学的多様性(neurodivergences)と呼ばれる。つまり所与の社会的・医学的な規範・標準から離れた神経タイプと言われる。

自閉コミュニティにおいて用いられていた最初の意味での神経学的定型という語は allism あるいは ntypical に取って代わられた。
これはおおよそ「神経学的定型」が当初持っていたのと同じ意味を持つ。
これらの語は自閉症でも他の広汎性発達障害でもない人々を指すもので、失語症などその他の神経学的非定型性を有していてもよい。

全英自閉症協会(英語版)はジャーナリストへの勧告において(「正常」や「普通」ではなく)「神経学的定型」という語を使用することを推奨している。

なお、日本において、「定型発達」という言葉は、発達障害を抱える当事者やその家族、福祉関係者の間では広く使われているものの、発達障害を抱えていない健常者の間ではほとんど使われていない。


[ 匿名さん ]
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