熊野町川角地区に土石流防止のワイヤーネット完成
10.05 12:14テレビ新広島
西日本豪雨から３カ月を迎えようとしていますが、１２人が犠牲になるなど大きな被害が出た熊野町の川角地区で応急対策のワイヤーネットが完成しました。
【船田記者】
「熊野町の川角地区に土石流を食い止めるための巨大なワイヤーネットが完成しました」
ワイヤーネットは、長さ２５メートル、高さ５・５メートルの鋼鉄製で、ネットを杭で岩盤に固定しています。
川角地区の『大原ハイツ』では、土石流の流れた場所に不安定な土砂や岩が残っているため、一部で避難指示が継続されていましたが、きょうの工事の完成を受け、今月１０日に全ての避難指示が解除されることになりました。
【県西部建設事務所下川英明次長】
「まだまだ雨の時には早めの避難は心掛けていただくようになるんですが、安全度が高まって通常時の生活というのは行っていただける状態になりました」
県では、土石流などで甚大な被害が出た場所には、土砂や流木による二次災害防止を図るため砂防ダムの整備をすすめていく予定です。
