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🚓 警察


No.8515462
合計:
#203
>>202
③「1つは当時、日本ではまだ精神医療の体制自体があまり整っていなかったので、そういう疾患の方を入院させようにも病院が整っていない、精神科医が不足しているという現実的な理由がありました。しかし一方で、心理的・文化的な理由もあります。例えば江戸時代は、こういった精神疾患は病気ではなく、きつねつきや先祖のたたりなどといった非科学的なことが信じられていたわけです。完全な偏見、誤解ですが、まだそのなごりが少しあり、そういった病気がでるのは家系の問題だと。身内からでたそういった疾患、病気の人は身内でなんとかしなければいけないという、この病気に対する無理解が1つ。それから日本独特の、身内のことは身内でなんとかすべき、外に出すのは恥ずかしいという意識ですね。家の恥として監禁するというのが、社会の中でもすんなりと受け入れられてしまった。あるいはその前から、そういうことが実は行われていた。座敷牢というところに閉じ込めておくという、前から行われていたことを、法律でも認めましょうとなったというのも大きな理由だと思います。
 今は脳の中の問題が明らかになって来て、たたりとか呪いとかではなく、本当の病気ということが分かり治療も進んできましたが、当時はそれができませんでした。例えば、ある疾患で妄想を持って、ありえないようなことを口走ったりする人がいた場合、まったくその人を理解できなかったのでしょうね。理解できないから怖い、自分と違う人だから怖いというような、そういうイメージがあった。残念ながら、いまだに少なからずあるのではないかと思うこともあります。」


[ 匿名さん ]
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