訴えを起こしているのは庄内町の消防団に所属する当時38歳の男性団員。訴えによると、男性団員はおととし11月、鶴岡市の民宿で行われた団の宴会で、後輩の男性団員に体を押さえ付けられ、無理やり下半身を露出させられたと主張している。男性団員は精神的な苦痛を受けたとして、後輩団員を相手取り1100万円の支払いを求めている。10日、山形地裁酒田支部では第一回口頭弁論が開かれ、原告の代理人は精神科を受診するほどの苦痛を受けたと主張した。これに対し、被告の代理人は体を押さえ付けて下着を脱がせた事実はないと反論し、請求棄却を求め全面的に争う考えを示した。原告側は宴会にいた他の団員の提訴も検討しているという。
