中国の世論悪化、韓国企業が "BTS削除" に乗り出す
中国でBTSの最近の発言に対する反感が深まる中、一部の韓国企業がBTS関連広告を中断し、一部商品のオンライン販売を中断したという主張が出た。
12日、中国官営英字紙グローバルタイムズは中国オンライン・ショッピングモールのJD.COMとサムスン電子の公式販売店で「galaxy S20プラス 5G BTSエディション」と「galaxy Buds+ BTSエディション」の製品が消えたと伝えた。 グローバルタイムズは、別のショッピングモールのアリババ・タオバオでも、同一商品の販売が中止となったと主張した。 サムスン電子の事前販売関係者は「該当商品の在庫がないため」と釈明した。
衣類ブランドのFILAや現代自動車も、広告からBTSを排除し始めている。 FILAは、公式微博からBTS関連プロモーションの掲示物を削除し、現代車も同様に、微博のアカウントからBTSを打ち出した広告イメージや映像を全て削除した。
最近、中国ではBTSの歴史関連発言を問題視し、BTSを批判する声が高まっている。 BTSメンバーの1人RMは7日、米国の韓米親善非営利財団であるコリア・ソサエティがオンラインで行った『ヴァン・フリート賞』授賞式で「今年の行事は韓国戦争70周年を迎え意味深い」とし、「我々は両国（our two nations）が共に経験した苦難の歴史と数多くの男女の犠牲を永遠に記憶する」と述べた。
これに対し、中国ネットユーザーの間では、「両国」という表現は「韓国と米国」を意味し、韓国戦争当時、中国軍人の尊い犠牲を無視したものだという主張が出ている。
一部中国語放送では両国という表現を「朝鮮戦争の交戦双方」と誤訳したりもした。 このため、中国内のBTSファンの間では、BTSが中国の尊厳性を無視したとしてファンを辞めるべきだという世論まで形成された。
