宇和島闘牛大会にぎわう
05月03日 18時59分
大型連休も後半を迎えたきょう、愛媛県宇和島市では体重１トンの牛たちが激しくぶつかり合う闘牛大会が開かれました。
宇和島市の闘牛は、古くは鎌倉時代にも起源があるとされていて、年４回の定期大会を開いています。
きょうは牛の実績や年齢などをもとに９つの取り組みがあり、直径２０メートルの土俵の上では牛同士が大きな音を立ててぶつかったり、押し合ったりしながら熱戦が繰り広げられました。
このうち、横綱戦では１０歳の牛「瑞宝」が開始から圧倒的な強さで相手の牛を押し込み、わずか５０秒で勝利を収めました。
また、９年間で１８勝２敗という宇和島闘牛で歴代２位の成績を残した隠岐の島出身の１４歳の牛、「仁王」の引退セレモニーも行われ、観客から盛大な拍手で見送られました。
今回は入場制限を設けず、２年ぶりに当日券も販売されたということで会場にはおよそ１２００人の観客が熱気に包まれていました。
神奈川県から来た２０代の女性は、「初めて見ましたがすごい迫力でした。牛たちの頑張っている姿に心が動かされました」と話していました。
次回の闘牛大会は、８月１４日に開かれる予定です。
