>>498
少しはご自分の両肩の間に乗っかってるモノを使った方がいいでしょう。
我が国は今後の西太平洋有事において重要な戦力の一つとなる機雷戦能力においてはトップクラスであると言えますね。シーレーンについても外洋に開いていることや、同盟国および友好国との関係から柔軟に設定が可能です。
マラッカ海峡が航行不能になったり、バラパク海峡やバシー海峡が機雷封鎖されても、ロンボク海峡やマカッサル海峡のルートが使えます。
これは有事になればシナには使えないルートです。
またパナマ運河が拡大されたため、中東原油をパナマを経由して北太平洋ルートで運ぶことも可能です。これは日米同盟が強固である限り、最も屈強なシーレーンになるでしょう。
問題は大型タンカーの通行料金が高額であることですが、これも米国がシェールオイルの増産によって自国産原油の輸出を解禁した現在では回避することは可能です。
それにはまず米国東海岸もしくはメキシコ湾岸で、中東原油を降ろして米国に売ってしまうことです。そうして西海岸やアラスカの原油積出港から米国産原油を買い、別のタンカーに積むのです。
これは珍しいことではなく、既に商社の間では普通に実施されていることです。
このようなシーレーン設定の柔軟性が我が国にもたらす安心感はカネには換算出来ない価値があります。これも日米同盟が存在し、かつスエズやパナマなどの交易ルートに米国が睨みを利かせていればこそですね。