倫理法人会は法人倫理研究所という文部科学省生涯学習政策局所管の民間社会教育団体の中の法人局に属する社団法人というのが表向きですが、「ひとのみち教団」という宗教団体から別れた団体の1つです。
朝の６時〜７時にモーニングセミナーがありますが、数ヶ月でも熱心に参加していると、役職を押し付けられます。役職を押し付けられると、自分の会社のことは放ったらかしになりがちです。もちろん、自分の会社よりも倫理のことを優先するように言われます。
上記でも書かれているように、日本の会社の80％以上は10名以下の個人自営業と変わらないレベルです。このような規模の会社で社長が仕事を放ったらかしにしていると、業績が悪化するのは当然。その結果、マルチ商法に走るという会員も多い（主に役職者）。ある県では、会長が「命が助かる水」のマルチ商法をしているようなありさまです。
市長や知事や国会議員、人間国宝が講師としていらっしゃることもありますが、当然のごとく、選挙活動の一環としてです。
宗教とは別物という声もありますが、実態は宗教そのものです。この季節になると「普及活動」のFAXが毎日のように送られてきます。ひどい時は、1日に2回。迷惑そのものです。既に洗脳されている会員は、自分の知人や取引先の名義を借りて（勝手に使っているケースも多い）、3ヶ月会員を増やしたりしています。こういう会員がいるから、本部もつけあがっているんです。
会員になると「職場の教養」という小冊子が送られてきます。１６５万部が毎月発行されベストセラーになっているといいますが、幽霊会員も含めて、1社につき30冊送られてきます。ですから、実質の部数は・・・職場の教養は、企業の朝礼に活力朝礼として使われると言いますが、この朝礼に迷惑している社員もたくさんいます。
