解体工事で出たコンクリート片などの産業廃棄物を、高知市で造成中の住宅地に埋め立てて不法に投棄したとして建設業の元社長ら２人が逮捕されました。
逮捕されたのは、高知市中久万の建設業の元社長、片岡和男容疑者（７５）と高知市朝倉己の建設業の現場監督、大坪剛容疑者（４３）の２人です。
警察によりますと、元社長ら２人は、おととし８月ごろから１０月ごろにかけて、ほかの従業員などと共謀して、高知市加賀野井で進めている住宅地の造成工事の中で、壁を解体してできたコンクリート片などおよそ３７０トンの産業廃棄物を、造成中の住宅地の地中に埋め立てて不法に投棄したとして、廃棄物処理法違反の疑いがもたれています。
警察は、２人の認否を明らかにしていません。
警察は、大量のがれきが埋め立てられているという情報提供があったことから捜査を進め、去年１０月から１２月にかけて現場の掘り起こし作業を行ってコンクリート片などが埋められているのを確認したということです。
警察は、ほかの従業員から事情を聞くなどして、詳しい状況を調べています。
