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🐰読売ジャイアンツ選手

選手・監督・コーチ

No.10739689
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#719
主文。被告人を懲役3年に処する。5年間その刑の執行を猶予、期間中保護観察に付する」。5月16日、秋田地裁101号法廷に裁判官の声が響いた。窃盗で有罪となったのは、かつて「世代ナンバーワン左腕」と呼ばれ、プロ野球巨人にも在籍した小野仁元投手(45)。判決言い渡しを、真っすぐ前を見ながら聞いた。五輪銀メダリスト、プロ入りも果たした「地元の英雄」に何があったのか。裁判から見えたその半生とは。

 一定の年齢以上の野球ファンなら記憶に残っていたであろう名前が、唐突に世の中を騒がせたのは1月15日だった。「量販店でシャンパンを盗んだ疑いで秋田県警が逮捕」。その後の警察の調べで、日本各地を渡り歩き、ウイスキーなどの高級酒を万引して売ることで生計を立てていたと判明する。横浜市の自宅マンションから押収された酒類は、計400本以上に上った。

 防犯カメラの映像で万引の瞬間を目撃した検察官は「とにかく動きが素早い」と驚き、被害を特定できたのは一部だと語った。被告人質問では、捜査のため自宅を訪ねた警察官が、ベランダを飛び越えて全力疾走で逃げる元投手に全く追いつけなかったことも明らかに。検察官は「人並み以上の身体能力を、どうしてもっと良いことに使えなかったのか」と嘆いた。

 公判中、逮捕後の様子を振り返った元投手が感情的になった場面があった。弁護人からこう質問された時だ。

 弁護人「取り調べをした警察官からなんと言われましたか」

元投手「『何やってるんですか』と言われました」

 弁護人からさらに「(警察官は)野球を見ていた人じゃないんですか」と質問されると「同じ、野球をしていた人です」と話し、涙で声を詰まらせた。


[ 匿名さん ]
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