いよいよ、次は私との対決という訳だ。色々とマッチメークまでの道のりは険しいが、私は逃げも隠れもしない。パックマンよ、互いのベルトを欠けて統一戦をしようではないか。私が再び引退への引導を渡す。ノーモーション〜の左レバー〜の１、２で終わりと思いきや、非凡な私の場合は３、４、５、６〜の左フックとみせかけて、左アッパー〜の左ｼﾞｬﾌﾞ〜の右ストレート一閃でフィニッシュ。これだけのコンビネーションを果たして、使い分けるボクサーが過去、現在に居たろうか。私を越えるのは私しかいない。明日も、早朝から１５キロのロードワーク、腕立て、腹筋、背筋、５００回、縄跳び１万回、サンドバッグ１５分ノンストップ打ち×１０セット、スパーリングのメニューが待っている。私は日々の努力が、現在の私である事を誰よりも心得ている。努力は必ず報われる。今の私に弱点はない。あるとすれば、弱点がない事が弱点。すなわち、油断大敵という事だ。勿論、百戦錬磨の私だ。油断等は格下相手でもしない。相手をリスペクトして常に試合に望んでいるからな。私はあと１０試合行って、５階級制覇、５５勝無敗、５４ＫＯ、１引き分け。そう、この不名誉な引き分けこそ、パッキャオとの対戦。私のボクシングキャリアにおいての汚点。この借りを返す日を心待ちにしていた。しかし、メイとの対戦で引退。私はすっかりモチベーションもなくなりかけていた所での現役復帰。パッキャオよ、分かるよな。私が、君との対戦を誰よりも望んでいる事を。
