CR法とは、遺伝子(DNAやRNA)配列を可視化するために遺伝子(DNAやRNA)の一部を数百万から数億倍に複製する技術です。
ウイルスそのものを検出するのではなく、サンプル中に新型コロナウイルスの遺伝子の一部があるかを見て、ウイルスの存在を間接的に判断するという方法です。
そのため、遺伝子配列が全て一致していなくても、遺伝子の一部さえ合致していれば、他のウイルスでも検出し、陽性反応を示します。さらに、複製回数によっても陽性率が大きく変化するといわれています。
実際にPCRの検査キットの中には、インフルエンザ、マイコプラズマ、アデノウイルス、RSウイルス、クラミジア等に反応する可能性が記載があり、 「コロナウイルス感染症の診断の補助としての使用を意図したものではない」 「研究用としてのみ使用し、診断手順に使用するためのものではない」 との記載があるようです。
また感染について、例えばインフルエンザウイルスでは、粘膜等にウイルスが付着しているだけでは感染と言わず、細胞内にウイルスが入り込んで増殖した状態ではじめて「感染」と診断されます。
PCR法は遺伝子を数億倍に増幅するため、実際には数個のウイルスが付着しているだけの人も「陽性」になります。
つまり、PCR検査で新型コロナウイルスのみを判定できるわけではないため、「PCR陽性」=「新型コロナウイルスに感染」ではないということになります。
容易に得られる情報や与えられる情報だけを鵜呑みにするのではなく、自ら情報を収集し、そして何が正しい情報なのかを自分で判断する必要があるのではないでしょうか。