爆サイ.com 四国版

🚑️ 災害全国


No.6881792
#89
 F-35が故障した可能性は、おそらく真っ先に排除されたはずです。F-35に限らず自衛隊機のほとんど全てには「自己診断装置」が組み込まれており、コンピューターが自機の状態を常にチェック、異常があればパイロットにそれを知らせます。

 事故機のパイロットからは墜落1分前に、「ノックイットオフ」という交信があったとされます。これは訓練のひとつの区切りを終えるという意味で、通常に使われる用語です。異常を感知し訓練を中止した可能性は排除できないものの、故障であれば故障である旨を報告することになりますから、機械的なトラブルがあった可能性は低いとみなすことができます。

 そしてパイロットによるノックイットオフの報告後、そのまま消息を絶ったということは、ほとんどそのまま海面に衝突したであろうことを意味します。事実、極めて高い速度から急降下するように墜落していることが明らかとなっています。

 戦闘機におけるこうした事故においては、ふたつの主要因が考えられます。

 ひとつは「G-LOC」です。G-LOCは高いGをかけた旋回時に発生するパイロットの「失神」を意味します。ただしこれは激しい空中戦闘機動時に限られますから、「ノックイットオフ」後であるため除外できます。

 そしてもうひとつは、今回の原因とみなされているバーティゴです。F-35にはバーティゴに陥った場合などに、自動操縦で水平飛行へ戻す機能があります。しかし極めて高速で飛ぶ戦闘機においては、バーティゴに陥った認識がほんの一瞬遅れただけで、これを使うことも手動で回復することもできない状況にまで悪化してしまうことは十分にあり得ます。実際、高度約9600mからわずか30秒あまりで墜落に至ったとされています。


[ 匿名さん ]
TOP