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自動運転OK領域 一般道に拡大へ
◆ 自動走行技術を一般道へ

 クルマに搭載されている自動走行技術は現在、高速道路や自動車専用道といった限定領域で使えるものだが、2023年頃から一般道へ拡大するかもしれない。

 自動車向けの高精度3次元(3D)地図データ「HDマップ」を制作するダイナミックマップ基盤株式会社(東京都中央区)が2021年4月7日(水)、その3D地図の提供領域を2023年度に一般道へ拡大すると発表。記者会見を開いて今後の展望を話した。

現在、国内のクルマに搭載されている自動走行技術は、いずれも高速道路や自動車専用道において、限定的な条件でのみ使えるものだ。2021年3月には、世界初となるレベル3の自動運転技術(運転者の補助ではなく、責任の所在がシステムに帰属する自動運転)を搭載したホンダの新型「レジェンド」が発売されたが、これも高速道路や自動車専用道の渋滞中のみ作動する。

 そのホンダ「レジェンド」などに自動運転の基盤となる3D地図を提供しているのが、ダイナミックマップ基盤だ。

 同社はこれまで、国内の高速道路と自動車専用道およそ3万km(上下線合計)の3D地図を構築しているが、これを2023年度には約8万km、おおよそ一般国道まで対応する構え。さらに2024年度には約13万kmに範囲を拡大し、おおよそ主要地方道レベルまでカバーするという。

◆ 人のための地図ではない「クルマが読む地図」

 ダイナミックマップ基盤が提供する3D地図とは、3Dの座標情報をもつ無数の点で構成された道路空間の計測データ(点群データ)から「書き起こした」地図だ。一般的なデジタル地図をはるかにしのぐ「cm級の高精度」を実現しているといい、「人が読む地図ではなく、クルマが読む地図」だと説明する。

 車線や区画線、信号や標識の位置といった道路空間の基盤的な情報を3D地図として構築することで、車線が経年でかすれていたり、雨や雪といった気象条件でカメラやセンサーの測位に問題が生じたりするケースでも、自動運転車の走行を補うことができるとのこと。また、走行中のカメラなどで捉えきれない先々の状況把握にも活かせるという。
[ 匿名さん ]