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新潟記念2017 夏は牝馬!成長したロッカフラベイビーの激走はあるか

■すっかり熟女の貫禄がついたかな?
いやはや、彼女にとってなんとも都合のいい重賞が目の前にあったものである。

前走、佐渡Sを快勝したロッカフラベイビー(牝5・鹿戸雄一厩舎)が、いよいよ満を持して左回りの平坦2000というベストコースで行われる重賞に登場する。

夏と言えば牝馬の季節。

はたして彼女は今年一番の上がり馬になることができるのだろうか。

■3回の成長期を経て
特筆すべきは、彼女の馬体重。

3歳デビュー時は430キロそこそこ。

そこから3歳夏に16キロ、今年の春に12キロ、そして前走18キロ増と、着実に競走馬としての完成品に成長した様子。

よく「○○は3回化ける」などという競馬格言がある。

たとえば昔のノーザンテースト産駒。

馬体重という概念を超え、打たれても打たれても3度は乗り越えて上のステージに駆け上がった名種牡馬の子どもたちを、ファンはこう表現した。

いま、ロッカフラベイビーも3回のビルドアップ期間を経て、競走馬としては理想的な470キロの馬体を誇る。

花開く準備は万端に見える。

■血統表から見える大種牡馬の集積
さてロッカフラベイビーの血統はと言うと、これがきれいにある大種牡馬へと収束している。

父はキングカメハメハ、母父ジャングルポケット。

ぱっと見、現代競馬における主流血脈ばかりのようだが、実は母母父サンデーやキンカメの祖父ミスプロは「それから上の祖先をたどる必要のない」系統である。

それらを除外して見ると、これが見事にノーザンダンサーのクロスが4本、ヌレイエフのクロスが2本あるだけ。

それら名種牡馬の血純度をグンと高めた馬だったのである。

気の早い話ではあるが、繁殖入りした後は面白い仔が出る可能性が高いかも。

ともあれ彼女はノーザンダンサーらの集積が成功した牝馬であり、となれば成長、2000Mというキーワードにもある程度納得がいく。

■牡馬ライバルは強豪揃い
新潟記念は「牝馬が大穴を出す」重賞であり、今年はロッカフラベイビーに焦点を当ててみたが、対する牡馬勢も好調馬がそろって、馬券は難解だ。

エプソムC2着以来となるアストラエンブレム(牡4・小島茂之厩舎)、小倉記念の勝ち馬タツゴウゲキ(牡5・鮫島一歩厩舎)、函館記念の勝ち馬ルミナスウォリアー(牡6・和田正一厩舎)、七夕賞2着のマイネルフロスト(牡6・高木登厩舎)など、この夏の主役たちが一堂に会する大一番となりそう。

もしパンパンの良馬場で行われれば一発あるのがマサハヤドリーム(牡5・今野貞一厩舎)か。

日本に来て亡くなった種牡馬チチカステナンゴのおいにあたる。

母系は古くて良血とは言えないが、それがかえってサドラーズ、Dブレーヴ、オペラハウスという強力父系欧州クロスの恩恵を受けやすいのだろう。

叔父同様、人気薄で怖い1頭だ。
【日時】2017年08月28日
【提供】YAZIUP

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