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カムチャツカ半島東部のシベルチ山が4日、爆発的噴火を起こし、高さ1万5000メートルに達する巨大なキノコ雲が出現した。
ロシア科学アカデミー火山地震研究所(IVS FEB RAS)は、航空機の航路に影響を及ぼす危険性があるとして、警戒を呼びかけている。
同研究所のカムチャツカ火山噴火対策チーム(KVERT)が、気象観測衛星ひまわり8号の画像データを解析した結果、シベルチ山の噴煙は、気流によって火山の東に向かって、約127キロ先まで運ばれたのを確認した。
噴煙の高さは、標高3283メートルの火口上空1万〜1万5000メートルに到達し、引き続き大きな爆発が起こるおそれもあるという。
KVERTは付近を航行する国際線の飛行に影響を及ぼすとして航空コードを危険度が2番目に高いオレンジにして警戒を呼びかけた。
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