デジタル旅行プラットフォーム「アゴダ(Agoda)」を運営するAgoda Company Pte. Ltd.(本社:シンガポール)は、ヨーロッパの夏休みシーズンに向けた最新の旅行トレンド調査結果を発表しました。調査は、2025年7月~8月のピークシーズンにおけるヨーロッパからの宿泊施設検索データを基に実施されたものです。
調査によると、ヨーロッパ人旅行者に最も検索されたアジアの旅行先は、2年連続でタイが1位となりました。以下、2位インドネシア、3位日本、4位マレーシア、5位ベトナムという結果に。特にベトナムは今回が初のトップ5入りです。
マレーシアは前年比で検索数が20%増加し、注目度の高さがうかがえます。また、中国もヨーロッパ市場向けのビザ免除政策の影響で14%増加。スリランカも13%の伸びを記録しました。
旅行者の出発地では、英国、フランス、ドイツ、スペイン、オランダが引き続き上位に位置。一方で、**ギリシャ(+23%)、トルコ(+21%)、ポーランド(+17%)**などからの検索数も増加し、ヨーロッパ全体でアジア旅行への関心が高まっていることが明らかとなりました。
都市別の人気ランキングでは、1位がインドネシアのバリ島、2位がタイのバンコク、3位には同じくタイのコ・サムイがランクインしました。特に注目すべきは、サムイ島が東京に代わってトップ3入りを果たした点です。これは、同島を舞台にし、BLACKPINKリサも出演した人気テレビドラマ『ホワイト・ロータス』の影響とみられています。
日本国内の都市別人気では、2024年度は東京、神戸、小樽が上位を占めていましたが、2025年度は東京、大阪、京都という結果に。関西圏への注目が高まっていることがわかります。
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