ハローキティからカルティエまで…過去最大の「偽造品デパート」流通業者を検挙=韓国ハローキティからカルティエまで過去最大規模の「偽造品デパート」を運営してきた流通業者が特許庁の特別司法警察に検挙された。
特許庁商標特別司法警察(以下、商標警察)はプサン(釜山)一体で大型アクセサリー店を運営し、指輪・ネックレスなどの偽造ブランドアクセサリーを大量に流通させたA容疑者(38)を商標法違反の容疑で検察に送致したと1日明らかにした。
商標警察によると、A容疑者は2025年1月~4月まで偽造ブランドアクセサリーや人気キャラクター雑貨などを主に卸販売し、商標警察の発足後、最大規模となる約4万点(正規品価格で約3400億ウォン<約360億円>相当)を韓国国内に流通させた容疑を持たれている。
商標警察はことし1月、コミュニティー型SNSなどで偽造ブランドアクセサリーを宣伝する卸売業者の動きを確認し捜査に着手した。約2か月間の集中捜査を通じ偽造アクセサリーの証拠物を確保した後、A容疑者が運営する大型店舗で偽造商品を押収した。
調査の結果、A容疑者はサージカルスチール素材の偽造ブランドアクセサリーや人気キャラクター雑貨などを主に卸販売し、一部は店舗で消費者に直接販売した。
押収物をブランド別に見ると、カルティエ、ヴァンクリーフ&アーペル、シャネルなどの海外ブランドの偽造アクセサリーが3万543点(77.6%)で最も多かった。また、サンリオ(ハローキティなど)、ポケットモンスター、カカオフレンズなどの人気キャラクターの商標を無断で使用した偽造商品7924点(20.1%)やMLB、エミスなどのファッションブランドの偽造商品913点(2.3%)などだ。
品目別では指輪・ブレスレットなどのアクセサリー類が約3万点で最も多く、キーホルダー・帽子などの雑貨類が約1万点押収されたと集計された。