タイ入国管理局は2025年7月、中国の夏休みに合わせて中国人観光客の利便性を高め、タイへの観光促進を図るため、全国4つの空港で「Happy Chinese Summer Channel(ハッピーチャイニーズ・サマーチャンネル)」と呼ばれる専用の入国審査レーンを設置しました。
この特別レーンは、スワンナプーム空港、ドンムアン空港、プーケット空港、チェンマイ空港の4か所に設けられ、中国人留学生とその家族を対象に運用されています。入国審査官が家族連れの旅行者を専用レーンへと誘導することで、混雑時でも待ち時間を従来の最大40分から15分以内に短縮することを目指しています。1日あたり5,000人以上の利用が見込まれており、現在、1日平均で約2万人の中国人観光客がタイを訪れているとされています。
また、入国管理局では、12歳以下の子どもとその保護者、高齢者、障がいのある方、妊娠中の方などを対象に、国籍を問わず常設の優先レーンも設けており、こちらも待ち時間の短縮に役立てられています。
タイ政府によりますと、中国国内旅行の人気が高まっているものの、タイは依然としてマカオ・香港に次ぐ人気の海外旅行先であり、特にプーケットやパタヤなどのビーチリゾートが高い支持を集めているということです。
元記事を読む
本サイトに掲載されている記事の著作権は提供元企業等に帰属します。
この端末ではマルチデバイス版とPC版の表示が選べます。